プラセンタとは英語で胎盤のことで胎児の発育に必要不可欠なものです。
胎盤は母親の子宮の中に着床した受精卵が胎児として大きく育てるための各種栄養素や生理活性物質が豊富な組織です。
プラセンタの最大の特徴として「自然治癒力」の増大があり、体の不調を慢性化させない自然薬として注目を集めています。また、肝炎と更年期障害に対する保険適用が厚生労働省から許可されている副作用の少ない医薬品です。
様々な効果の他に美容やアンチエイジング効果まで広く知られ美容液やサプリメントとしても活躍しています。
更年期になるといろいろな不快な症状を感じるようになりますが、ほとんどの人は自分なりになんらかの対処をして日常生活を送っています。
ただ、症状がひどかったり、いくつも重なって日常生活に支障が出る人の場合は専門的な治療が必要になります。更年期にあらわれる諸症状が更年期症状であり、そのために正常な生活が送れなくなった状態を更年期障害と呼びます。
肝炎やエイズなどの感染のない健康なヒトの胎盤のみを原料としています。また、ウィルスや細菌は高圧蒸気滅菌により不活化されます。
副作用としては注射部位の疼痛、発赤等や、悪寒、発熱、発疹等が起こることがあります。
これまでプラセンタ注射にてプリオン病の感染報告はありませんが、理論的なプリオン病の伝播の危険を完全に否定できないとしてヒト胎盤由来医薬品の使用者は献血することができなくなっています。
また、臓器提供は原則として控えることが求められています。(移植者の同意があれば可)